日系ラテン人達の視点
日本の外国人労働者受入方針は、もともと技術者や専門家を優先し、単純労働者の受入は制限していた。
しかし、1980年代から少子高齢化に伴う労働力不足が問題になり、とりわけ工場労働者の人手不足が深刻化した。
工場労働は肉体的な負担が重く、いわゆる3K(危険・汚い・きつい)と呼ばれ、なかなか働き手が確保できなかった。
そのような経緯で1990年に入管法が改正され、工場労働の担い手として外国人を受け入れる体制が整った。
とりわけ、かつて日本人がラテンアメリカに移住した時の子孫達を優先的に受け入れた。彼らが日系と呼ばれる人達である。
日系労働者達の目的は日本でお金を稼ぐことである。
いくらルーツが日本にあっても、言葉はもちろん文化的な隔たりが大きく、日本に根付くことは念頭にない。
要するに出稼ぎである。
2004年の統計によると、日本に住む日系人はおよそ36万人にも及ぶ。
国別の内訳は、28万5千人がブラジルからの移住者、7万5千人がペルーなどの南米スペイン語圏からの移住者である。
この作品は彼らの生の声を集めたドキュメントである。Voces LatinasをGoogleで見る。


